[NAIKA MC]
あの時 一体いつ
何年前か分かりゃしねぇが
DOTAMAと俺とTK da 黒ぶちで
川岸で気ぃ使いながらやったフリースタイルが
このデカい舞台に花を咲かせることが来るとはな
誰も思っていなかったかもしんねぇ
所詮アングラMC
所詮誰も知らねえ
でもなぁ そんな時代でもMCがマイク握ってた
マイクのシミがつく
ゴールデンマイクはここだ
[TK da 黒ぶち]
TK da 黒ぶち
From still dreamer
電話の時も一緒だよ
そうやって自分の話ばっかりしてさ
俺の話も聞いてくれ
microphone一本 夢があんだ
今日も会社になんとなく理由をつけて
休んできたんだ嘘ついて
それで狙ってんだよこのマイク一本
今日は頂上とってこのクソな社会に
反抗しながら抜け出したいと思ってるよ
このスキルと才能で
俺はそういう気持ちで今日ここに来たぜ
[NAIKA MC]
TK da 黒ぶち
オマエの良さが今一つも出てねぇ
なんださっきから
オマエ嘘ついたのか そうか
じゃあTK da 黒ぶち
もしくは陰険な嘘つき
そういうフリースタイルでぶちかましてやるぜ
ナメてかかんな
オマエが真面目に来なかったらどうしようもねぇだろうが
オマエ見て育ってるMC
俺見て育ってるMC
そいつらに今のが全部NGだと思ったら
UMBが茶番になるだろうが!
[TK da 黒ぶち]
別に嘘ついちゃいないぜ
全部俺は本当のことを話してる
ちゃんとワード聞いてから返信しろよ
話したいなら
アンタから仕掛けてきたその土俵
俺は乗るぜ 反るぜ
いやそんなことはないぜ
俺はまたマイクをぶつける
Yo 俺は独創的な話じゃないぜ
NAIKA MC いつも通り
そんな陰険な嘘つき?
なんてライム踏んじゃって俺は聞いたことがあるぜ
もっと質の高いのが俺は欲しい
いつもの通り仕掛けてきたバトル
うん? ちょっと瀬戸際 でも負けねぇ
[NAIKA MC]
大丈夫だよ 仕掛けてきたバトルなら
いつでも買うし 売るなら買うし
買うなら売るしのスタイルで俺はやってるぜ
どんなスタンスだって構いやしねぇ
オマエが嘘ついてるかどうか
それよりも今日は黒ぶちの部分が
赤いんじゃないのかなぁ?
真ん中黒ぶち 全部黒にしてから
黒ぶちって言えよ あぁ?
オシャレになっちゃったねぇ
それじゃ面白くねぇ
オマエこそもっとヤバい行動 ライム
俺にちゃんと返してきなよ
[TK da 黒ぶち]
オシャレになったのはオマエだろ
なんだよ最初の1バース目から
いきなりふざけてるスタイル
どっちなんだよマジで!って感じで思うぜ
俺はまっすぐメッセージ1つ売りだけにしてここまで来てる
目つきが変わる 瞬間がわかる
You know my steez TK da 黒ぶち
On the microphone 北関東
俺は頂上とるためにまだ志があるんだ
オマエのその ユーモラスなスタイル
プラス熱さなスタイル
どっちも好きだぜ ビッグリスペクト
[NAIKA MC]
ありがとう サンキュー
そのリスペクトと
ビッグリスペクトと何もかも奪って
晋平太のリベンジ?
俺にとっちゃただの通過点の話だぜ
その辺の オマエがリベンジできなかったのは
俺なんじゃねぇのか?
このフリースタイルがっちりと勝ち上がってく
日本中のケンカ一番
今日決めようじゃねーか
NAIKA MC 北関東 今なら言えるぜ
俺がレペゼン北関東の 舌担当
[TK da 黒ぶち]
そして従えるぞTK da 黒ぶち
from 北関東 レペゼン春日部
その街から来たんだ
別に焦っちゃないぜ
俺もぶつけてるマイクロフォンがある
こうなったらどっちが譲れないもんがスゴいかって話さ
ちゃんと聞いてくれ俺のワード
Yo どんぐらい何ワット人間発電できるかこの場で
誰かのモノマネ じゃねぇぜNAIKA MC
おっとちょっと噛んだけど
掴んだmicrophoneが金ピカに見える
まだ諦めちゃいないさ 倒すNAIKA
概要
8小節4本
ビート: 東京Discovery 3 / メシアTHEフライ feat. PRIMAL
勝者: NAIKA MC
解説
UMB2012 BEST8 群馬代表 NAIKA MC v.s. 埼玉代表 TK da 黒ぶち
群馬、埼玉の北関東対決です。NAIKA MCは1つ前のバトルで2011王者の晋平太を破っていて、勢いに乗ったままこの試合に臨んでいます。一方のTKも、GILや呂布カルマといった、今考えるとどう考えても激戦区なブロックを勝ち上がってここまで来ています。
距離の近いこの二人、NAIKAは冒頭思い出話から入り、徐々にヒートアップしていきます。TKもNAIKAも正直に自らの胸の内を吐露していくような言葉を吐いていきますが、そんな中でも勝利や優勝への意気込み、執念がかいま見え、徐々に沸騰していく様が見て取れます。
それとそんな中でも「日本中のケンカ一番今日決めようじゃねーか」など、NAIKAはオーディエンスを意識した言葉を挟み、会場の流れに気を配っているように見えます。この辺りのペース配分というか視野の広さはさすがですね。
「晋平太のリベンジ? 俺にとっちゃただの通過点の話だぜ」と切り捨てたNAIKAに会場も沸き上がっていましたが、勢いそのままにバトルを制したのはNAIKA MCでした。TKも決して悪くありませんでしたが、僅差での決着だったと思います。
TKもNAIKAもいろいろな大会で輝かしい戦績をおさめていて、UMBでも本選はもはや常連となっていますが、優勝までは中々手が届いていないです。どちらもスキルフルで熱いMCなだけにこれからに益々期待していきたいです。
※ DOTAMA
栃木出身のMC。UMB本選の常連ではあるものの、2012大会は本戦まで進んでいない。
※ ゴールデンマイク
本大会優勝賞品の1つ。優勝者に進呈される金色仕様のマイク。
※ you know my steez
you know my styleとほぼ同義
※ 果たしただろ晋平太のリベンジ
同大会ベスト16 NAIKA MC v.s. 晋平太