[UMB2010] CRESS v.s. 晋平太

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CRESS v.s. 晋平太

UMB2010 BEST4 京都代表 CRESS v.s. 東京代表 晋平太

UMB2010_晋平太_vs_CRESS

今回はUMB2010からこちらを紹介します。個人的にはけっこう好きなバトルです。

この大会の晋平太はまさに無双状態で、この時代にライミングスキルや試合運び等、一人だけ抜きん出た戦いをしています。

それではバトルの模様をご覧ください。

[CRESS]

もうここまで来たら引き下がれねぇ

燃え尽きるまでやってやるぜ

これに意味がねぇなんて言わせねぇぜ

京都代表 来ましたご来光

どうよ? 見てくれてんのかみんな

みんなの目に焼き付ける & 鼓膜ジャックするだけ

Yo 鋭さ 見せるのさ

それだけだ yo ここでKOする

それだけだぜ 晋平太さん 来いよ


[晋平太]

オマエはレペゼン京都在住

もうないだろうな今日の最終

京都レペゼン ちょっと出てねぇぜ

パンチラインが足りてねぇ

それじゃ馬力ありきたりな韻

走り足りない 俺はハジけ足りない

体内で韻が 韻が 韻が 死んでるぜ 疾患

みんな みんな みんな 俺はぺーた ぺーた ぺーた


[CRESS]

ハイ 最後がなに言ってるかわからない それだけだぜ

アンタはもう若くない 歳だぜ やっとけよ天下り

でも漢も言ってた 全然甘くない それだけさ

Yo 晋平太さん もうここで目が死んでんだな

Yo 新鮮だな 俺の方が絶対

この Tシャツに誓って言うぜ


[晋平太]

俺は若くない それにバカじゃない そんな甘くない

俺はバタフライ オマエを負かすライブできてる

砂漠ぐらい 俺はそうだな

捌くまな板の上の鯉

もっと本気で来い

オマエはまだ少年ぽい その目じゃ遠い

とことん 来い 来い 来い 来い 来い

俺はこいこいで買うぜ なぜなら博徒

オマエとは違うぜ この俺の覚悟


[CRESS]

Yo その割にアンサーがdisばかり

全然できてないディスカバリ

そこに気づかない アンタはもうない

Yo でも大丈夫俺ならミスらない

Yo これが最後のバースになるかもな でも明日もな

サイファーはやめねぇ つまりこの先俺

来年もここにカムバックするで


[晋平太]

俺だってミスらない

だけどオマエは水たまりなんて気づかない

俺はトリックするぜMr.マリック

ぐらいの手品師蹴散らしオマエはネジ無し

足りないぜゼンマイ オマエならば先輩が勝てないぜ

俺の方が1,000倍だ

専売特許出してやるよ

どけって言えよ 先輩ちょっと


[CRESS]

…. Yo あったんやった

もう最後のにやられてもうたで

でも大丈夫俺ももっかいon the set

するぜビートで晋平太と追っかけっこ

するぜ ホントどうよ? 今後ともよろしく京都

Yo 来年も絶対 さっきも言ったけど

大丈夫かましに来た それだけは後悔したくない


[晋平太]

後悔はすんな 紹介してやる俺の東京のダチにCRESSはいいラッパー

それだけ 俺相手に粋がった

そうやって右肩上がりの生き方ばっかしてたわけじゃない

俺だって無様 同じ姿晒しながら 俺はな

俺を探しながらやってるだけだぜ

俺を咲かしながら また明日から

新しい自分探し 俺はそうだな そんな気分じゃない

概要

8小節4本
勝者: 晋平太

解説

UMB2010 BEST4 京都代表 CRESS v.s. 東京代表 晋平太

UMB2010_晋平太_vs_CRESS_2

今回はUMB2010からこちらを紹介します。

2016年現在、振り返ってみるともう5年以上前の試合となりますが、今見てもそれほど古さを感じさせないくらいレベルは高いと思います。

この大会はDDSやJAG-ME、R指定他、各地方のMCたちが素晴らしい戦いを見せていました。

大会全体としてもなかなか白熱していましたが、やはりその中でも晋平太がアタマ一つ抜けていた感じはあります。

UMB2010_晋平太_vs_CRESS_4

その晋平太、こちらのCRESS戦でも終始相手を圧倒していました。

初出場ながらベスト4まで勝ち上がってきたCRESSもライミングスキルを始めとした高いスキルを持っていましたが、晋平太はそれに加えて、相手の内容を踏まえた上でライミングを乗せたメッセージで倍返しするという驚異的なアンサー力を兼ね備えており、この試合でもオーバーキル気味にそれが炸裂しています。

R指定もまだスタイルを変える前のため、この時代に完全に即興性を維持した「自分のラップ」をできるMCは完全に晋平太一人しかいませんでした。二連覇もうなずける話です。

判定は満場一致で晋平太の勝利。

晋平太もラストは若干尻すぼみ気味でしたが、それ以上にCRESSの方は3バース目辺りには来年の話を出したり、試合半ばですでに諦めモードといった様子でした。晋平太が絶好調だったため、それもやむ無しという感じでしょうか。

2010はR指定v.s.晋平太戦がかなりクローズアップされましたが、その他にも面白いバトルがけっこうあり、歴代でもなかなか熱い大会となっています。

一度も見たことがないという方は試しにチェックしてみることをオススメします。

※ こいこい

花札の代表的なゲームの1つ。