[紅桜]
いい感じで酔っ払ったのに目の前にはずんぐりむっくり
Hey おいおいどうした? ずんぐりむっくりだけど負けないぜ
アメリカのヒーローじゃないぜ
ここ日本 俺は使うぜ広々
俺なりに変えてやる
岡山じゃけん 舐めるなコラ
[Raika]
いやいやいや ずんぐりむっくりお互い様だぜ
言わないのそこら辺
紅桜 ここ紅生姜 食べちまいますかオマエのオーラ
No doubt west tokyoで go run
リキッドルームの調子はどうだ?
ブチ上がりてぇ 今日も上がろうぜ
オマエの目が見えねぇ まだ足りねぇ
[紅桜]
Yeah yeah yeah yeah…
俺の目が見えないだとコラ
オマエが見てないだけだぞコラ
Yeah オマエが東京? ヘボぞうと一緒にすんな
ションベン臭ぇ
ビーバップ見て育った俺には
コイツなんかちゃんちゃら臭ぇぜ
[Raika]
ションベン臭ぇか それじゃあ足りねぇ
もうちょっと言葉のドンペリをくれ
響いてこねぇな俺まだ酔えねぇ
歌がお上手 それはよろしくて
Rapがしてぇ 俺はぶちかましてぇ
これがrapか? 絞れるワケねぇ
紅桜 残念でした
狂っちまったオマエの計画が
概要
8小節2本
勝者: 紅桜
解説
UMB2013 岡山代表 紅桜 v.s. 西東京代表 Raika
今回はUMB2013からこちらの一戦を取り上げたいと思います。
まず先攻の岡山代表、紅桜は本選へは2011以来2度目の出場となります。前回残したインパクトは相当なものがありますね。
対してRaikaは本選へは初出場。西東京での予選も初開催で、東京予選とはまた違ったカラーのある地域から満を持しての登場となりました。
それでは試合です。
先攻の紅桜は目の前のRaikaを「ずんぐりむっくり」とかわいらしい語彙で揶揄したかと思えば、「ラストの舐めるなコラ」のラインで凄みをきかせていて、紅桜らしいギャップを感じます。
対する後攻のRaika。「ずんぐりむっくりお互い様だぜ」とこちらも相手の言葉でブーメランしていて、切り返しでは負けていません。
続く2バース目。ここが本試合のハイライトなのですが、「Yeah yeah yeah yeah…」と突然歌い上げるようなフローでノリ始めた紅桜。
いきなりグルーヴを生み出す様はどことなく鎮座DOPENESSを想起させる感じですが、それにしてもこのインパクトは相当に強烈です。
本大会、UMB2013本選の出場MCで言ってもこんなことするのはたぶん紅桜くらいのものではないかと思います。
続く後攻のRaikaも「歌がお上手 それはよろしくて」とやや皮肉まじりdisを返していきますが、強い印象を残せたのはやはり紅桜の方で、先攻にも関わらずこの2バース目冒頭で一気に流れを作り、そのまま勝敗が決まってしまった感があります。
紅桜が前回出場時の2011大会で強烈なインパクトを残していた分、初出場のRaikaがプロップスの面で見劣りしてしまった感じもしなくもないですが、それ以上に紅桜のキャラクターはやはり凄まじいものがありますね。