[戦極MC BATTLE 第17章] じょう v.s. ハハノシキュウ

LINEで送る
Pocket

じょう v.s. ハハノシキュウ

戦極MC BATTLE 第17章 1回戦 じょう v.s. ハハノシキュウ

今回は戦極17章からこちらの一戦を取り上げたいと思います。

[じょう]

こいつが本選立ってるのはまぐれ

理由 正社員さんの気まぐれ

ダンジョンの時も期待はずれ

どうせ吐く言葉も苦し紛れ

味気ない 恥さらしの相手

ネタ仕込んでるなら弾切れ

家に帰りパジャマに着替えてから死ね


[ハハノシキュウ]

うるせぇ 黙れ カス 死ね

…..自転車盗まれたんだよ今日の朝

おめーより俺は心を盗みたい

お客さんの心盗みたい

あとちょっと歌ってたけどごちゃまぜ 普通の音痴

話を混ぜてくフルーツポンチ


[じょう]

Yeah フルーツポンチ

ハハノシキュウ 頭を集中工事

お前が何言っても 実績もなんもないから役立たずで終わる

お前はせいぜい負け犬の遠吠え

このライム ここ アレルギーの処方箋 わかる?

8×8=49でも才能ないやつはゼロなんだよ


[ハハノシキュウ]

Rap始めたの2007 2007

盗まれたんだよ自転車が

ありがとう みんな最高

とりあえずじょう マジ性格 発展途上 ダメなやつ

だから殺す 悪魔王子

俺怖いのは サクマタケシ

概要

8小節2本
勝者: ハハノシキュウ

解説

戦極MC BATTLE 第17章 1回戦 じょう v.s. ハハノシキュウ

今回は戦極17章からこちらの一戦を取り上げたいと思います。

このマッチアップもかなり面白いです。というかハハノシキュウ観たかったです。

試合内容で言うと、先攻じょうはちゃんと即興でバースを構成しているようで、不自然に高度なライミングもなく、むしろ好感が持てます。

ゲストとして招聘されたハハノシキュウに対して、その実績をとことん攻撃する内容で、もうシンプルに中身で勝負するような立ち上がりになってますね。

家に帰りパジャマに着替えてから死ね
– じょう

そして1バース目最後のこちらのラインはCHEHON / shut upからのサンプリング。ここ分かった人会場にどれくらいいたんでしょうかね(笑)

対して後攻ハハノシキュウ。

冒頭は「うるせぇ」だの「死ね」だのといった言葉を普通に投げつけていく立ち上がりで、これはノリノリでフローしていたじょうの流れを一旦断ち切る狙いもあったのだと思います。

そこからやや間を置いて自転車盗難のくだりに入っていて、もう普通に勝負する気ないんじゃないかという試合運び。トリッキーな展開に観客もけっこう盛り上がっていて、なんというか非常にハハノシキュウらしく戦ってます。

あとちょっと歌ってたけどごちゃまぜ 普通の音痴
話を混ぜてくフルーツポンチ
– ハハノシキュウ

バース最後では綺麗にライミングを挟んだdisを入れていますが、もうここにくる時点でハハノシキュウの流れが出来上がっていた感じで、先攻のじょうよりも大きな声を集めていました。一度流れを切った上ことが功を奏している感じです。

それにしてもここはハハノシキュウのラインとは思えないほどストレートで、しかもrapとしてもかなり綺麗ですね。こういうこともやろうと思えば普通にできてしまうので、普段のバトルでどれだけひねくれてるんだという話ではあります(笑)

お前はせいぜい負け犬の遠吠え
このライム ここアレルギーの処方箋
– じょう

対する後攻のじょうは2本目に入っても変わらずのライミング攻勢で、スキルや手数では圧倒してます。

それでも普通にしてたらもう少し沸いてもよさそうなところ、やはり予想できない話題を投下して笑いを誘っていたハハノシキュウに、すでに流れがやや傾いていた感がありました。

最後の「才能ないやつはゼロ」の辺りはほとんど歓声が聞こえないほどで、じょうにしてみたら相当に戦いづらかったのではないかと思います。

続いて後攻のハハノシキュウ。「盗まれたんだよ自転車が」を導くための枕として、「2007」を2回繰り返していますが、これはお客さんにも言わせるためにわざと分かりやすくエサを撒いていた感じでした。

結果的に鋭いオーディエンスはしっかりと応えていた他、じょうもライム読みのような形でジェスチャーで割って入り、見事にハハノシキュウが用意したギミックに会場全体が乗っかった格好となりました。

じょうのライム読みなんてお構いなしに「ありがとう みんな最高」と言っている辺り、ハハノシキュウにしてみればもう「したり」といったところだったのでしょう。

だから殺す 悪魔王子
俺怖いのは サクマタケシ
– ハハノシキュウ

さらに極めつけはラストで、最後の最後でまったく予想外の着地を見せて終了するのですが、その内容もインパクトが強く、かつ後からジワジワと笑いがこみ上げてくるような、そんな面白さの残る言葉で締めくくっています。

この試合、特にこの最後のラインについてはハハノシキュウ本人が以下の記事で背景含めて詳細に解説しているので、ぜひこちらを読んで頂きたいと思います。

ハハノシキュウが見た「戦極MC BATTLE」 友達を殺すことの難しさ | KAI-YOU

後攻2本目も同じように自転車の話をして受け流したが、ラップのクオリティー的にこのままでは延長になってしまうし、延長だと勝てないと感じていたため確実に勝てるラインが必要だと思った。
(記事より引用)

果たしてそれらの意味合いがどこまで会場に伝わっていたかは未知数ですが、確かにもうこの最後のバースで完全に空気を持っていった感がありました。

そんな感じで判定は文句なくハハノシキュウへ。総じてじょうの方が安定したクオリティでrapし続けていたのですが、ハハノシキュウは何しろ戦い方が上手かったです。

言い換えればハハノシキュウというMCは、正攻法で対処するには非常に難しい対戦相手だったのだと言えるかもしれません。

コメントを残す

名前 *
メールアドレス *
ウェブサイト

CAPTCHA