[MAC-T]
すぐさま殺し出す
タラタラビート 飛ばし合うシード 無くても踊れる
ウィード 無くても全然踊れる
でも俺 笑っておどける
KARASS ここでコケる
高く飛べる? この白のジョーダンの方が高く飛べるよ
[KARASS]
マイクを持ってる 高く飛べるよ
マイク持ち込んでマジで吠えるよ
鏡面中 オマエを切り裂く
Rhyme & flow 上げてく回転速度
耳元 直通shit
乗ってるビート 俺こそHipHop
楽しい 切り裂いたそこんとこをkeep on
いい目してるぜ
[MAC-T]
オマエの方がいい目してるぜ
オマエのrapに「いいね」してくけど
もうダメ KARASS
羽が折れてる 俺の足の裏
全然ダメ 心の奥底が出てねぇから
バイブスだけ でも まるで冷めた弁当
全然うまくないぜ
[KARASS]
冷めた弁当 ここに来るまでに渋谷と池袋
LIVEカマして来た
黄猿くんのとこで焼肉食った メインディッシュだ
やっと頂く時が来た
マイク持ち込んだ今
光らした牙 これこそがリアル
俺なりのB-Boyってやつの美学
概要
8小節2本
勝者: なし(延長へ)
解説
UMB2016 2回戦 岐阜代表 MAC-T v.s. 山口代表 KARASS
今回はUMB2016からこちらの一戦。MAC-T対KARASSの試合をご紹介します。
KARASSは前年に引き続いて2度目の挑戦。一方のMAC-Tは2013年以来毎回出場していて、今回で5年連続の本選出場となります。スゴいですね。DOTAMAの次くらいの出場回数になるんではないかと思います。
それではバトルの内容を見ていきましょう。
まず先攻はMAC-T。ゆったりめなビートに等速でライミングを乗せ、非常にかっこいいrapを展開します。
一文一文をしっかりと聞かせつつ、せせら笑うような嘲りが入ったdisを挟んだりして、かなり表情のある内容になっています。
また、最後のライン「この白のジョーダンの方が高く飛べるよ」という部分もよくハマっていて、キレイに着地させています。
対して後攻はKARASS。こちらもビートをよく掴んでいて、独特な絡んだ声でしっかりと乗せ、特徴が出ていますね。
また、相手の言葉を拾ってライミングを挟みつつdisにつなげていたり、内容面で言っても手堅いrapと言えるかと思います。KARASSの方も調子はよさそうですね。
そして試合の後半。先攻MAC-TはKARASSの言った「いい目してるぜ」を受けて「オマエのrapに[いいね]してく」と切り返して会場を沸かせます。
続けて「全然ダメ」と相手を貶めにかかりますが、強めの一発がなかなか出せず、ピークアウトすることなく平板に終わってしまった感はあります。その前まで本当によかったのでこれは少々もったいなかったかもしれません。
そして後攻KARASSの2バース目。MAC-Tとは対象的に、こちらは後半になるにつれ調子を上げていき、特にラストの4小節はビートにもよくハマったスキル・メッセージングともバランスの取れたラインで、この試合でも指折りのシーンではないかと思います。
総じて見るとなかなか拮抗した試合展開となりましたが、その均衡は揺るがず、結果は引き分けとなりました。どちらも悪くなかっただけに延長戦にも期待がかかりますね。
そしてその後の延長がまたとても素晴らしい試合なのでそちらの様子も近日アップしたいと思います。
※ 黄猿くん
同大会出場MC。東京代表。
延長のレポート早く見たい!
> べべさん
コメントありがとうございます!
アップする予定はあるんですが、なかなか更新が追いついていなくてすみません!