[戦極第13章] 晋平太 v.s. CHICO CARLITO

解説

戦極MC BATTLE 第13章
BEST16
晋平太 v.s. CHICO CARLITO の一戦です。

今回は戦極13からこちらの一戦を取り上げたいと思います。

これも非常にワクワクするマッチアップです。2016年の今、振り返って見ればUMB新旧のチャンピオン対決という見方もできて、非常に見どころに溢れた戦いになっていると思います。

まず先攻は晋平太。こちらは最初から全開で、1バース目「フリースタイルダンジョン抜けて参上」から「辞めれないぞ アルバイト」のラインまでノンストップ。ライミングの連打で一気にまくしてていきます。

冒頭1ライン目からすでに勢いがあり、聞いていて気持ちよく上がれるパフォーマンスになってますね。この辺りはさすが晋平太といった感じでしょうか。

一方のCHICOはメッセージ主体といったスタイル。スキルで刺す、というよりは内容でひっくり返そうとしていく感じです。それでも晋平太にとっては純粋にライミングのスキル主体のMCよりは確実にやり辛いのだと思います。

この応酬、言葉では説明し辛いのですが非常に高度なやりとりなのでぜひDVDでチェックしてみてください。

晋平太、例えば3バース目の「唯一無二？ それじゃ無理」のところなど、ビートにハメつつハードなライミングをしているのですが、単なるボキャブラリーの披瀝ではなく、相手の内容を受けた上で完璧に自分のペースでスピットしているのがわかります。やはり化け物じみた強さは今も健在ですね。

結果は延長。決着はつきませんでした。どちらも熱いバースをスピットしていましたが、オーディエンスからするとこの2本じゃ決めれないというのは最もな話かもしれません。

どこまでも衰えない晋平太と絶好調のCHICO CARLITO。新旧を代表する両者のぶつかり合いはまだ続いていきます。

続く延長戦の模様は以下のリンクからご覧頂ければと思います！

[戦極第13章] 晋平太 v.s. CHICO CARLITO 延長

多数のMCたちが出場してバラエティに富んだ戦極13章ですが、中でもこのマッチアップは注目の一戦となりました。観る価値ありだと思います！

※ ゴッパチ

SURE 58。世界的に有名なマイクの製造メーカー。