成 v.s. KBD
戦極MCBATTLE外伝 TOKYO NAIKA CUP 成 v.s. KBD
今回は戦極NAIKA杯からこちらのバトルを取り上げたいと思います。
このバトルは関西の実力者同士のマッチアップで、非常に面白い展開の一戦になっています。
[成]
取らせてもらうぜホロンのカタキ
オマエ倒して優勝に今届くよまさに
オマエ殺して残すよ形
長崎のヤバさをよくチェックしろボケ
[KBD]
チェックしろ 長崎県
オマエにくれてやる肩たたき券
わかりますか俺はカツオの代わり
俺の髪型まるでAKLOの顔ばり
わかりますか? 乗っている曖昧にしない
オマエまず解体していくだけ
ホンマに鬱陶しいけ
きっとある 俺の方があるぜ運動神経
[成]
Yo Yo どこがカツオの代わり
オマエ殺してやるカツオの仇
俺の先輩カツオさんだけで十分
不十分なオマエじゃ相手にならんぜKBD
低賃金のアルバイトみたいに楽勝だぜ
お前のアルバイトじゃないけどお前のこと殺害しよう
[KBD]
低賃金の重労働
わかりますか? microphone握って
お前など楽勝でmicrophoneで叩いてやる
オマエじゃ作れへんよ鰹のタタキ
Wack MC まずはお黙り
わかりますかオマエのお腹にボンッ!
食らわすハートブレイクショット
[成]
おわかりボンッって食らわせられたら
まるで俺も愚地独歩みたいに正拳突き
しとこうかなマンガの話なんて無しで抜きにして
いつものようにオマエに興味は韻以外ないぜ
オマエは生き残れない近未来
わかるかな?
そんな感じでcheck this now
[KBD]
生き残れない近未来
ならば俺の方にgimme da mic
わかりますか まず
愚地独歩ならば俺の方がヤバいライム落としどころ
わかりますか 渋川剛気
みたく見せたるぜ静かな狂気 わかりますか
オマエよりGADOROさんの方がいい
嫁は加藤ローサ
概要
8小節3本
ビート: Manzel / Space Funk
勝者: KBD
解説
戦極MCBATTLE外伝 TOKYO NAIKA CUP 成 v.s. KBD
今回はこちらの一戦を紹介します。
両者とも踏みに踏んでいきますが、やはり梅田サイファーで鍛えられたKBDの方が一枚上手だったという感じでした。
特に相手のラインを受けた上でそのテーマに乗っかったままディスやライミングを的確に返していく瞬発力の高さには本当に驚かされます。
例えば3バース目、成の切り出した刃牙ネタを拾って成以上のパンチラインを繰り出すところなどは本当に押韻職人を地でいく感じです。
また、「GADOROさん」「加藤ローサ」のようなアクロバティックなライミングを自然に挟んでくるあたりは、サイファーで鍛えられた基礎体力を垣間見ることができますね。
この試合も両者スムーズ過ぎるrapの打ち合いで、もはや音源として普通に聞けるレベルになってると思います。二人とも楽しそうに戦ってるのが特に印象的で、こう言う雰囲気のバトルは見ているこちらも楽しいですね!
両者とも楽しそうにスキルを見せ合うコンペティションといった感じで、非常にいい雰囲気のバトルではないかと思います。このバトルはNAIKA杯の中でも特に好きな一戦ですので、見たことないという方は是非チェックしてみてください。
それにしても大阪を筆頭に西日本の人材の層の厚さはスゴいですね。
※ ホロンの仇
本大会にて敗れた同郷のMC、ホロンバイムのこと。
※ カツオ
本大会の出場MC、カツオのこと。
※ AKLO
日本のMC。
※ 次は戦いたいなU-road
本大会の出場MC、U-roadのこと。
※ ハートブレイクショット
マンガ『はじめの一歩』の登場人物、伊達英二の必殺技
※ 愚地独歩
マンガ『グラップラー・刃牙』の登場人物
※ 渋川剛気
同じくマンガ『グラップラー・刃牙』の登場人物。
※ GADORO
宮崎出身のMC。
※ 加藤ローサ
日本のタレント。