[UMB2011] SAKA THE GAMI v.s. チプルソ

LINEで送る
Pocket

SAKA THE GAMI v.s. チプルソ

UMB2011 BEST32 栃木代表 SAKA THE GAMI v.s. 大阪代表 チプルソ

今回はUMB2011からこちらのバトルを取り上げたいと思います。

[SAKA THE GAMI]

Yo オマエがチプルソ

コイツも大阪 ここで沈むぞ

俺がやるのは番狂わせだ

だから負けねぇ 出番来るまでは

準優勝者か 集中砲火だ

吸収・消化で連鎖反応

俺が栃木の現場対応型だぜ

見とけよ LIQUID ROOM


[チプルソ]

Yeah いい感じ転がりだした

この味出したまるで明日死んだ平凡なラッパー

SAKA THE GAMI

Rap辞めて就職先を探さない?

Yeah 逆さまにしてやって落としてやるよ

俺は悪魔だ 閻魔大王

コイツのハニーは今ごろ 電マ愛用

オマエにゃTENGAないよ 優勝にゃ縁が無いよ

Rap100万やめて諦めろ やれ変なバイト


[SAKA THE GAMI]

Yeah 「やれ変なバイト」ってバイトじゃヤダから

今ココ Fight the power

俺が求めるmoney, power, respect

Freakyな雰囲気じゃ マネなら沈める

誰でもできるだろ フリーキングなら

雰囲気じゃねぇ 俺がフリーか?

それならずらしてまたrapのリーダー

俺がリーダー follow the SAKA THE GAMIだ


[チプルソ]

こんなヤツに返す言葉もねぇ

コイツがダサいって噂はホントかもね

わかるかな? ほらビートのせいでなんかグダグダやろ

Yeah 表面で歌うなアホ

殺してやるぜ オマエじゃ起きぬ白雪姫

Yeah 俺に負けるとも知らずに来て

マイク置いたら自殺死 死ね

今日はワックの血祭り事件

概要

8小節2本
勝者: チプルソ

解説

UMB2011 BEST32 栃木代表 SAKA THE GAMI v.s. 大阪代表 チプルソ

今回はUMB2011からこちらの一戦を紹介したいと思います。久々にチプルソのバトルを取り上げます。

UMB2011、予選準優勝という形で「もう一人の大阪代表」として勝ち上がってきたチプルソ、この大会がUMB本選初出場となりました。

まず先攻はSAKA THE GAMI。「準優勝者か 集中砲火だ」など、序盤から非常にスムーズなライミングで、また言葉の選び方もフレッシュです。

また、「吸収・消化で連鎖反応」という部分が顕著ですが、SAKA THE GAMIはいわゆる「つなぎ」だとわかるラインがほとんど目立たず、韻から韻へ意味的にも破綻せずものすごくスムーズに連続できている感じです。バース全体も非常にうまく構成されていて、かなりレベルが高いです。

また、これは同大会すべての出場MCに言えることなのですが、それぞれに強烈な個性をもちながらも、土台となる基礎的なrapスキルはみんな水準が高く、「勢いだけ」のようなラッパーがほとんど見当たりません。

そしてそんな中でもこのSAKA THE GAMIは比較的均整の取れたにスキルを持っている感じでしょうか。

特に2バース目、「バイトじゃ嫌だ」から「Fight the Power」までのラインはこの試合でも屈指のラインで、「やれ変なバイト」というラインに対するアンサーであると同時に、予想のつかない言葉から誰もが知る楽曲への意外性のあるライミングにもなっていて、この一節がもつインパクトは相当なものだと思います。

ライミングスキルの他アンサーの瞬発力も高く、またバース全体にムラのない安定感を持っています。これにプロップスが追いついてくると相手にとっては非常にやりにくいMCになるのではないかと思います。

一方後攻であるチプルソ。こちらもビートを掌握しつつライミングで畳み掛けていくスタイルでは一日の長があり、この試合でも多彩なデリバリーでオーディエンスを沸かせていきます。

そんな中でも2バース目、中盤の「グダグダやろ」「表面で歌うなアホ」という部分がチプルソのハイライトで、ライミングに乗せて思いっきり主張をぶつけていくラインがビシッと決まっていました。平板なSAKA THE GAMIと比較すると、こちらは感情もバイブスも前面に出していて勢いを感じさせます。

バース後半の「白雪姫」から「血祭り事件」までの連続したライミングも綺麗にまとまっていて、内容面やライミングスキル、disのテンションなど、すべてバランスよく着地していた感じです。

当時の大阪予選、R-指定との熱戦で見せていたようなバイブスのぶつけ合いのような雰囲気ではありませんでしたが、やはりビートを選ばす自分の言いたいこと、出したいスタイルをすべて出せる上手さを持っています。

そして結果はチプルソの勝利。どちらもビートアプローチもライミングも終始かなり拮抗していた状態でしたが、だからこそ感情も表現に乗せていたチプルソの方がやや沸かせる場面も多く、最後には決め手になっていたように思います。

SAKA THE GAMI、敗れはしましたが今本選に出ても十分通用するほど高いスキルを持っていると思います。巧いMC同士の対決はやはり面白いですね。

コメントを残す

名前 *
メールアドレス *
ウェブサイト

CAPTCHA