[UMB2008] GOTIT v.s. Jafem

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GOTIT v.s. Jafem

UMB2008 一回戦 茨城代表 GOTIT v.s. 沖縄代表 Jafem

今回はUMB2008からこちらの対戦です。ビートが「蜂と蝶」ということもあって印象に残っている人も多いかもしれません。

[GOTIT]

蜂のように刺す オマエのことを

沖縄レペゼン 調子はどうよ?

俺は水戸から いや常陸から

この場所にきたぜ

今仕方なくオマエに rapをかまそう

かませ犬にはならず 今日声を枯らす

そう難波HATCH 調子はどうだ?

俺のrapは どうだ?


[Jafem]

Yeah そんなショボいこと言いに

いちいち難波HATCHに来たのかね?

俺なら沖縄県 レペゼンしながら

植民地背負っているぜ背中に

俺はこの場所でただ

難波でぶちかまして

ばんみかすだけか?

こんなmicrophone一本

オマエなんて相手にならんぜ


[GOTIT]

何がレペゼン植民地

俺はGOCCIの後を継いでんだよ

俺のプレッシャーがわかるか?

オマエじゃ全然わかんねーだろ

しょせん沖縄 瞳を閉じたら?

俺に勝つことは絶対ムリ

タイムリーなんて打たねぇ

狙うはマジでホームラン

ここはホームじゃねぇ 難波HATCH

勝つのはもちろんやっぱGOTIT


[Jafem]

しょせん沖縄とか抜かしたな

オマエのそのクソな間抜けヅラ

俺が叩きのめすか? マイク

言葉 どんぐらい伝える?

俺の地元 なんとかなんもしょせん

知らんくせに一から十 語るな

この世の中 すべてに意味がある

だから俺は今ここにいるんだ


[GOTIT]

オマエだって俺のことを何も

わからないだろ レペゼン常陸AJITO

そこらへんに 今年の借りを返しに来ました

Yeah 1回目2回目は出ずに3回目出て

やっとこ獲れる優勝

仲間との友情

言葉で起こすイリュージョン

オマエに与える致命傷


[Jafem]

イリュージョンとか横文字使っても

何も分からんぜバカだから

だけど気にせん そんな言葉

そんなやつのスタイルも色々あるさ

俺は俺なり このままおめかしして

ここに来るか それより

俺なら 当たり前のように

この世に 俺が語りたいことを言うのみ


[GOTIT]

当たり前を語るより

見た目怖いのにしてる当たり負け

俺のrapは飾りじゃねぇ

ここで見せてく 形だぜ

調子どうだ 沖縄

声は一回戦から決勝戦だ

そんぐらい遠慮せずに行くぜ

レペゼン常陸 MC GOTIT


[Jafem]

韻踏めばやっぱり沸くの?

そういうMC ワックって言うの?

だけど俺は you know me?

とか言うか 沖縄の方言で言うなら「わかいみー?」

俺は肩ひじ張らずにこのまま

攻め続けるだけだぜ

マイク離さん とことんラジカセ持って

即興やってたあの時と変わらん

概要

8小節4本
ビート: Soul Scream / 蜂と蝶
勝者: GOTIT

解説

UMB2008 一回戦 茨城代表 GOTIT v.s. 沖縄代表 Jafem

今回はUMB2008大会からこちらのバトルをお届けします。一回戦は第一試合となります。

どちらも決勝大会は初出場で、特にGOTITの方は同郷の先輩であるGOCCIが前年2007で優勝したこともあり、一層意気込んで本大会に臨んでいました。

また、この試合はビートが蜂と蝶という知らなきゃモグリの超有名トラックで、一回戦初っ端、最高に盛り上がる中で試合に突入していきました。これは熱い

さて、試合の内容ですが、GOTITは現在とそれほどスタイルは変わらずで、自身のrepやアティテュードをひたすらrapとして吐き出している感じですね。

あまりやり過ぎると食傷気味になりますが、この当時は全国の舞台に初出場で、しかもGOCCIが優勝したUMB2007の翌年という絶妙なタイミングが背景としてありました。

特に2バース目冒頭の「GOCCIの後を継いでんだよ」という部分などはそれだけに熱い内容に拍車がかかり、実際に会場もかなりの盛り上がりを見せていました。

一方のこちらも初出場Jafem。フローは平板ながらも抜群のビートアプローチを見せていて、同郷のDDS同様にかなりタフなrapです。

相手の内容に即興性の高い内容で丁寧に応答しつつ、独特のダミ声と方言混じりのトリッキーなワーディングは見ていて飽きることがなく、非常に面白く聴けました。

この試合は両者ともに終始安定したパフォーマンスを見せていましたが、試合のハイライトがあるとすればやはり最後の4バース目でしょうか。

先攻のGOTITが「当たり負け」「飾りじゃねぇ」など語気を強めたライミングの連打で会場を沸かせれば、「韻踏めばやっぱり沸くの?」と切り返したJafemも等身大のフロー、等身大のラインで応戦していますが、やや声に熱がこもっていてこちらrapもラストにピークを迎えていました。

おそらくビートのクラシックぶりも手伝ってことだと思いますが、この試合は最初から最後まで盛り上がった熱いバトルになっていました。

そしてそんな試合を制したのはその中でも抜きん出て熱かったGOTIT。やはりラストでの押韻の畳み掛けも効いていたことでしょう。

その後も長らく第一線で活躍することになるGOTITですが、この試合はUMBファイナリストとして、そんな彼のスタイルを全国に印象付けた一戦となりました。

対するJafemのrapも沖縄シーンの盛り上がりを印象付けるもので、後のDDSやRITTOなど同様にハードなrapはなかなかインパクトがありました。個人的に彼のrapは非常にかっこよかったと思います。

今から考えればもう相当に古い時代のバトルにはなりますが、ある程度定式化された現在のシーンとはまた違った盛り上がり、違ったかっこよさのある大会、試合ですので、ぜひ若い人に観てもらいたい一戦だと思ってます!

※ 難波HATCH

大阪のCLUB。大会史上初にして唯一の関西での開催。

※ 植民地

もとは琉球王国として独立していたものの、薩摩藩による占有や敗戦後の米軍統治時代等を経ていることから。

※ ばんみかす

沖縄方言で、「叩きのめす」や「打ち鳴らす」という程の意味がある。

※ GOCCI

LUNCH TIME SPEAXのメンバーであり水戸で活動するMC。UMB2007大会のグランドチャンピオンでもある。

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