[戦極第12章] FEIDAWAN v.s. 椿

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FEIDAWAN v.s. 椿

戦極MC BATTLE 第12章 FEIDAWAN v.s. 椿

今回は戦極12章からこちらの一戦を取り上げたいと思います。

2017本選、福岡代表の椿をピックアップします。UMB史上初の女性代表です、いやースゴい。

[FEIDAWAN]

おいちょっと待て 椿って女か

俺は昔から女には手ぇ出さない

だけど今日だけは許して 神様

これが岡山 レペゼンタ west-side

まるで斉藤 18番 オハコでやってやるぜ

無償の愛で女の子とbattle

だけど絶対勝利は渡さん FEIDAWAN


[椿]

岡山up 福岡up

東京ならばやるぜサバイバル

FEIDAWAN そのマイクに貼っとけよ枯れ葉マーク

さまようのか老後 宛てもなく

アンタの尊敬の対象も

なってやるのはあの街の太陽光

今日はなにがどうあれ勝つために来たmicrophone


[FEIDAWAN]

わかったわかった 気持ちはわかった

STUSSYのTシャツ似合ってっから

ハットも最高 だけども俺のスキルあんた以上に最高

サバイバー? 悪いが俺の方がサバイバー

サマになる 王様になる

Rappin’ animal 歴史が始まる

FEIDAWAN ここで技を編み出す


[椿]

歴史が始まる

ここからまた新たに作り上げる

スタート地点に立つ ゼロ志向

血が赤いように確かなアドバイサリー

痛みとの制約が黒光りしてるぜ 福岡

九州のスタイル 岡山up

どこでもいいHipHopの発展を願う

概要

8小節2本
勝者: FEIDAWAN

解説

戦極MC BATTLE 第12章 FEIDAWAN v.s. 椿

今回は戦極12章からこちらの一戦を取り上げたいと思います。

みなさんご存知の通り、本日行われるUMB2017本選、福岡代表は椿です。

福岡と言えば過去には智大やREIDAMといった面々が地区代表を担ってきましたが、そんなエリアで2017年の予選を制したのは椿で、女性としての代表はUMB史上初の快挙となりました。

他大会と比べると戦極MC BATTLEではフィメールラッパーという存在は今や割と普通になっていて、CHARLESやあっこゴリラ、ライムベリーのMIRIや萌黄など、挙げ連ねていくとかなりの数に上ることになり、いずれも強い個性を持った面々で非常にバラエティーに富んでいますね。

そんな中でこの椿というMCの特徴をひとつ挙げるとすれば、やはりそのストレートなB-Boy性でしょう。

repする地元がしっかりとあり、rapスタイルやメッセージング、アティテュードなど、あらゆる要素があまりにも正統にHipHopマナーに則っています。

また、キリコの昔の楽曲に「女性ラッパーは必ず歌いだす」という名ライン(?)がありますが、椿に関してはそんな姿がまったくイメージできないから不思議ですね。掛け値なしに芯からB-Girlです。

長くなりましたが、今回のFEIDAWANとの一戦を簡単に見ていきましょう。

まず先攻のFEIDAWANは相手が女性であることを材料にして、優位に立とうとする内容でrapしていきます。

おいちょっと待て 椿って女か

無償の愛で女の子とbattle

いきなり煽ってる感じですね。

こう文章で書くと底意地悪い感じもしますが、個人的にはそれも全然アリで、立派な戦術だと思ってます。

また、これは推測ですがFEIDAWANの方も椿のパーソナリティーやキャラクター、強さなどをわかった上でこういう立ち上がりになっている気もしますね。

続く2バース目でもこの手法が続きます。

わかったわかった 気持ちはわかった

STUSSYのTシャツ似合ってっから

ハットも最高 だけども俺のスキルあんた以上に最高

まるで彼女をなだめる彼氏みたいな語調で煽っていくのですが、こういう切り口の攻撃は非常に新鮮ですね。

FEIDAWAN、キャリアの積み上げに比例してrapスキルが上がっているのはもちろんですが、こういう試合運びの面白さみたいなところも格段に素晴らしくなってるように思います。また次の試合も観たくなってしまうMCの一人です。

そして後攻の椿ですが、そんなFEIDAWANの執拗な煽りを意に介さず、淡々と自分の言葉で地に足をつけたrapをしていきます。

FEIDAWAN そのマイクに貼っとけよ枯れ葉マーク

中でも本試合最大級のパンチラインがこの一節で、キャリアの長いFEIDAWANを上手いこと揶揄してます。

先ほどのジェンダーネタも一発で吹き飛ばすほどの威力をもったシニカルな一撃で、個人的にはかなり上がりました。ただ熱いだけのMCではないです。

冒頭で記載した通り、椿のバースは端から端までストレートなB-Boy観が色濃く出ていて、女性であることを自ら言及することは一切なく、ただただ地元とHipHopへの愛を感じさせる内容が目立ちます。

こういうHipHopマナー的な純粋さも椿のプロップスの一端を担っているのだと思いますが、それがrapからハッキリと読み取れるのは非常に特徴的です。

それで試合結果は判定でFEIDAWANの勝利。敗れた椿もかなり良いパフォーマンスではありましたが、FEIDAWANの方が戦い方、流れの作り方が一枚上手だったかなという印象です。

そんなわけでUMB2017本選、椿には優勝目指して勝ち進んでもらいたいと思います。

また最近、というかこのナイスタイミングで音源もリリースされたようですので、これを機にそちらも是非どうぞー。

[戦極第12章] FEIDAWAN v.s. 椿” への4件のフィードバック

  1. しゃかゆり

    戦極15章 mol53 vs dragon oneの試合お願いします

  2. 先日のKOKのCIMA対句潤お願いします!

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